島根大学からは,産学連携センター地域医学共同研究部門の中村守彦教授が「看護・介護の場面をやさしく照らすハンズフリーLEDライト」を出展しました。夜間病室では,入院患者さんにとって「光」が大きなストレスとなります。島根大学医学部附属病院の看護師のニーズ提案から,産学官連携による研究開発により,わずか1年半足らずで「ハンズフリーLEDライト」の実用化の目処が立ち,今回出展しました。このLEDライトは,患者さんへの対応で両手が塞がった状態においても,体勢制御によりハンズフリーでON・OFF操作でき,誤動作回避機能を備えます。さらに,患者さんに光ストレス負荷を与えないフェード機能を持ち,光質(自然光、ソフト光)や照射エリア(口腔内から全身)の変更も簡単操作できます。「耳掛け式LEDライト」を試作済みで超軽量化(37g)を実現しました。入院患者さんおよび看護師双方に「やさしい」本ライトの活用により,看護の質向上が期待できます。尚,本LEDライトは,看護以外の医療への活用も見込めるイノベーションだと考えられます。このハンズフリーLEDライトに関する技術については,特許申請済みです。開発に携わった産学官の関係者が,展示ブースに訪れた多くの来場者に説明・対応しました。また25日には,JST ショートプレゼンにおいて,中村教授が本技術シーズの概要について平易に説明しました。
本件に関しては,産学連携センターにお問い合わせください。
【問合先】島根大学研究機構産学連携センター地域医学共同研究部門
TEL:0853-20-2912 E-mail:cmrc@med.shimane-u.ac.jp