島根大学産学連携センター地域医学共同研究部門

スーパーサイエンス・ハイスクール指定校である島根県立益田高校の1年生28名(他引率2名)が,7月4日(水),島根大学の産学連携センター地域医学共同研究部門(出雲キャンパス)を訪れた。これは本学の「フィールド学習教育プログラム」として同センターが企画したもので,昨年に続き2度目となる。
 午前の部では,島根大学が実践してきた産学連携の研究成果を,中村守彦産学連携センター教授が紹介し,プロジェクト研究推進機構の下崎俊介研究員が,機能性食品開発に欠かせない動物実験について易しく説明した。続いて生徒たちは,センター内の研究室に設置されている,産学連携により実用化した医療機器等を見学した。
 午後の部では,花田英輔医療情報部准教授が,共同研究により開発した「双方向通信ロボット」を紹介した。医学部附属病院側(3階研究室)と益田日赤病院側(4階)の2斑に分かれて,医師役と患者役の生徒が模擬通信により遠隔地医療補助を体験した。
 体験実習を終えた生徒たちは「地元の島根大学で,こんなすごい研究があると知って驚いた」「最先端の医学にふれることができた」など感想を述べた。
 今後も同センターは島根県内の高校を対象に,産学連携による実用化研究の体験を通した「高大連携」を実施する。
機能性食品開発に必要な動物実験についての説明
機能性食品開発の説明
遠隔地医療補助の体験をする生徒たち
益田高校の生徒たち
Collaboration Center Shimane University
益田高等学校の生徒が産学連携センターで体験学習