当部門では,「やさしい医工連携」により地元中小企業と共同で研究開発中の,制限食支援システムの体験・試食モニターを募集しています。
このシステムでは,利用者が在宅でアプリを使用して献立を作成し,一切味付けをしていない加熱加工済みの冷凍食材を発注します。電子レンジで再加熱しバリエーションのある減塩レトルトソースで味を整えるので,制限食でも多様で飽きのこない食事が可能となります。
管理栄養士の監修で全ての栄養価が表示され,日々の食事をアプリが記録するので食生活の管理ができ,また医療従事者側にとっても患者の状態が確認できるシステムです。
今回のモニターで使用する冷凍食材は,主菜は加熱加工済み魚2種類(さば・さけ)と肉2種類(鶏肉・豚肉),副菜は加熱加工済み野菜3種類(ほうれん草・なす・ブロッコリー)とミックス野菜1種類(じゃがいも・にんじん・たまねぎ)です。減塩レトルトソースは9種類(照り焼き・味噌だれ・南蛮ソース・レモンソース・ピリ辛ソース・海老ソース・クリームソース・デミグラス・トマトソース)で,アプリを利用して主菜と副菜を組み合わせて5食分を作成し発注します。
今回のモニターは,新しい食事のシステムとして魅力を感じ,普段の食事に取り入れてもらえるかどうかを確認するのが目的で,高血圧の方だけでなく一般の方にも試していただきたいと考えています。
モニターの対象は出雲市在住の方です。次回からは対象エリアと人数を増やす予定です。
この制限食支援システムは,アプリが冷凍食材の使用期限を考慮して献立を推薦することから,「食品ロス」の回避にもつながります。また,中山間地域住民や新型コロナウイルス感染症流行時など食材調達が不便な方々への支援が期待されます。
※関連特許 特願2016-106664(島根大学)
■募集人員:50名(応募者多数の場合は厳選させていただきます)
■対象者:出雲市在住の方
塩分制限を受けている方
食事に制限がない方でもOK!
スマホ等でアプリをダウンロードし,使える方
5食の冷凍食材を保管できる方
■期間:5日間(1日1食×5日)※主食はご準備ください
■費用:無料
■締切:7月15日(水)
■申込方法:チラシのQRコードから,又は,以下の必要事項をご記入の上,
メールでお申し込みください。
年齢・性別・住所(町名まで),電話番号,食事制限(塩分)の有無
チラシはこちらからダウンロードできます。
■申し込み・お問合せ先
島根大学 地域未来協創本部 地域医学共同研究部門
TEL 0853-20-2912
mail cmrc@med.shimane-u.ac.jp
島根大学地域未来協創本部 地域医学共同研究部門
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