平成21年12月 1日
関係各位
総合科学研究支援センター 生体情報・RI実験分野
バイオ実験技術セミナー
1分子蛍光分析システム FluoroPoint-Light
使 用 説 明 会
この度、1分子蛍光分析システム FluoroPoint-Light(オリンパス)の使用説明会を、下記の要領で開催します。多くの皆様のご参加をお待ちいたします。
記
場 所 : 総合科学研究支援センター生体情報・RI実験分野
共同研究棟3階 生体制御解析実験室
講 師 : オリンパス光学(株)加藤 則子 氏
概 要 :
DNA-DNA結合タンパク質間やタンパク質-タンパク質間などの相互作用を解析することができるシステムです。
蛍光標識分子の濃度を数nMとすることで非常に小さい領域(1fL)に蛍光分子が1分子程度存在することになります。その非常に小さい領域を通過した際に生じる蛍光シグナルを、オリンパスの持つ共焦点光学系により検出解析することで相互作用を計測します。
溶液中での相互作用が計測可能であるため、生体内に近い環境下での解析が可能です。他に、1)1ウェルあたり必要なサンプル量は30〜80μLと微量(蛍光標識サンプルの濃度は0.5〜10nM)で、高速に多検体処理が可能です。2)固相化が不要で、前処理が比較的簡単です。計測は、サンプル溶液をマイクロプレートに入れるだけです。膜タンパク質など固相化すると失活してしまうタンパク質の相互作用も計測可能です。
ただし、FluoroPoint-Lightは、蛍光相関分光法(FCS)のみの解析が可能です。詳しくは、オリンパスのHP(http://www.olympus.co.jp/jp/lisg/bio-micro/product/mf20/index.cfm)をご覧下さい。
総合科学研究支援センター・生体情報・RI実験分野
分野長 冨岡 治明
教授 松本 健一
技術専門職員
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