04_受験勉強や試験における不安、普段の生活について

〇はじめに
みなさん、はじめまして。私は以前、別の大学を卒業し、社会人として働きながら受験を行い、入学しました。
島根大学には、様々な年齢や経歴の方がいらっしゃいます。島根大学の受験を考えておられる皆さんも多様な経歴をお持ちかと思います。ここでは、できるだけそうした多様な方々の疑問に答えられるよう、受験勉強や試験における不安、大学における授業や普段の生活についてお伝え致します。

〇なぜ島根大学を目指したか
私は元々、地域医療に興味がありました。といっても、地域医療に力を入れている医学部は様々あります。そのような中で、島根大学は、島根の中だけで学ぶのではなくグローバルな環境でも学ぶことができ、そこでの学びを島根での医療に還元できる体制が整っています。(こちらは後程詳細にお伝えします。)
こうした魅力的な環境で地域に根ざした医療を学べる点に惹かれ、島根大学を第一志望としていました。

〇受験について
一度大学受験を経験し、受験勉強に慣れているつもりでしたが、元々文系だったため、苦労も多かったです。受験について、いくつかご参考になれば幸いです。
 1)得意分野を活かした戦略
私は、数学が得意ではなく数学IIIも初学だったので、基本問題を確実に得点できるよう勉強を重ねました。他方、英語は社会人時代にも使っており得意でしたので、最高点を取る気概で試験に臨みました。
自分の得意・不得意を見極め、教科ごとに費やす勉強時間を考えた勉強が重要です。
 2)メリハリと時間の有効活用
仕事と並行で受験勉強をしていたため、通勤中に勉強や起床時間を早くして勉強時間を確保するなど工夫しました。一方、長時間の勉強は苦手で、休日の勉強時間は最大10時間としていました。勉強時間以外は勉強のことを考えず、リラックスしていました。勉強する時間としない時間を明確にして、万全な状態での勉強を心がけましょう!
 3)試験について
筆記試験は基本的学力を問う内容が大半ですのでケアレスミスを減らすことが肝要です。私も本番は次々に問題を解くよりは解いた問題にミスがないかを入念に確認してから次の問題に取り掛かりました。
又、面接試験については、自分自身が思い描く将来像をしっかりと言語化できるよう練習しました。

〇私が良いと感じる島根大学の特徴
私の島根大学の志望理由でもあるように、島根大学は地域に根ざした医療を学べるだけでなく、海外での学びも、島根に持ち帰り還元できる体制が整っています。以下は、そうした取り組みの一例です。
 1)早期からの臨床体験
入学後早期から島根県下の様々な場所で地域医療について学べる体制が整っています。例えば、春季・夏季休暇で行われる地域医療実習は医療だけでなく、保健・介護・福祉などの関連施設にも訪問でき、その地域の医療を取り巻く状況を学べます。なんと、これは1年生からでも参加できます!
 2)海外で学べる体制
島根大学は医学英語教育やグローバルな素養を身につけた医療人の育成に力を入れています。医学英語について学ぶ授業は1年生から開講されています。
また、1年生が対象のニュージーランド研修や6年生が対象の海外での医療体験が行える研修等が用意されています。

〇学校外での生活について
私は島根県外の出身で、島根には来たことがありませんでした。そんな私でも、すぐに島根の魅力に圧倒されています!学校のある出雲から車で30分も移動すれば、自然豊かな山も川も海もあります。自然の中で過ごすのが大好きな私には楽園のような場所です!また、島根は温泉の数がとても多く、別名『美肌県』とも呼ばれることもあり、島根で生活していればお肌が綺麗になること間違いなし?!
更に、他にも出雲大社をはじめとして、長い歴史を持つ土地でもあります。島根は様々な顔を持つ場所です。皆さんでぜひ自分だけの島根を見つけてみてください。
観光よりも便利な生活がしたい・・・という方も安心してください。出雲市内は飲食店やショッピングモールも豊富で、生活に困ることはあまりないです!
移動は車がメインなので、早い段階で免許を取って島根を満喫しましょう!

   

〇最後にみなさんへのメッセージ
皆さんはどんな将来像を持って医学部を目指していますか?答えは皆さんの数だけあります。島根大学には、そんな皆さんの多種多様の想いを実現することができる環境が整っています。この先、皆さんと一緒に島根大学で医学の道を志せることを心より楽しみにしております!