05_島根大学医学部生の自由時間の過ごし方
〇はじめに
医学部というところは、受験時のみならず、入学後もさらに勉強することが求められる学部です。入学することがゴールになりがちで、入学後に勉強と並行していかに大学生活を楽しむかということをあまり考えたことのない方も多いのではないでしょうか。ここでは、一医学部生の自由時間の過ごし方について紹介していこうと思います。
〇島根の遊び
島根は、日本海や宍道湖といった水環境から、三瓶山をはじめとする中国山地まで、非常に自然豊かでごはんの美味しい土地です。そのため、スキーやスノボ、キャンプや海水浴はもちろん、とにかくレジャーが充実しています。一方で、百貨店やアウトレットモール、テーマパークやスポッチャのような都会の大学生が楽しむような大きい施設はほとんど無く、田舎だと言われるのも否めない場所でもあります。島根大学医学部の学生たちは、自動車を駆使し、空き時間を見つけてはグルメやレジャーに奔走し、どんどん島根の遊び方をマスターしていきます。
〇マイブーム
入学して最初の1年はかなり部活動に打ち込みましたが、新型コロナウイルスの感染拡大のために2年以上部活動が規制されていたので、その間にどんどん新たな挑戦が出来ました。元々描くのが好きだった絵を販売してみたり、筋トレを始めて大会に出てみたり、研究室での活動に参加させてもらったり、地元企業と大学との提携事業に関わらせていただいたりと、入学時には思ってもみなかった方面に足を踏み入れることになりました。
〇島根大学医学部の学生の印象
ここには、好奇心旺盛で要領が良く、のびのびとした友人が多いように思います。もちろん最低限必要な勉強はしますが、それ以外の時間で、今しかできないことにきちんと向き合って、今したいことに全力で打ち込む姿勢が見られるのが非常に刺激的です。実際、私の周りではミスコンやインカレに参加する友人がいたり、クラウドファンディングで事業を展開する友人がいたりします。大学生だからこんなに活動的なのかと思っていましたが、島根大学では比較的その色が強いようです。卒業された先輩方と話していても「研修先の病院のメンバーと話していても、島根大学ほど、勉強以外にも様々なことに挑戦している人がいる大学は無かった」と言います。もしかすると都会の大学ほどは遊ぶ所がないことが、かえって本当にしたいことに目を向ける時間と余裕を生み、良い方に転んだのかもしれません(笑)何はともあれ、他の大学に進んでいたら今の自分は無いので、島根大学医学部の環境も島根という土地も、私はとても気に入っています。
〇最後に
医学部生である以上ある程度の勉強は必要ですが、みな自由時間をうまく活用して充実した大学生活を送っています。皆さんも是非この環境で何か得られるものがあるよう切に願っております。