07_医学科生の生活
〇はじめに
医学科生というとどこか浮世離れしたイメージがあってなかなかその実態がつかめないな、と感じていらっしゃる方が多いと思います。実際私もそう感じていました。なので、本記事では勉強・休みの日・生活(一人暮らし編)・その他(バイトや部活など)に分けてご紹介していきます。
〇勉強
科目数が多く、課題もそれなりには出るので最初のうちは慣れずに苦労しました。特に受験で化学・物理選択だった方は生物関連の勉強についていくのが大変だそうです。しかし、島根大学医学部生は勉強熱心な方が多く、また縦や横のつながりも強いので、友人同士で勉強会を開いたり先輩に勉強法を教わったりするなどして対策しています。ですから、よき医療従事者になるための勉強をするのに適した場所だと私は思います。
〇休みの日
島根県と言えば皆さんは何を思い浮かばれますか?入学前の私は出雲大社くらいしか即座には出てきませんでした。すごく大きな商業施設や娯楽施設があるわけでもなければ、超有名観光地がひしめき合う場所でもなく、いったい学生はなにを息抜きにしているのでしょうか。
1つ目はごはん屋さん巡りです。島根県には海もあれば山もあり、とても自然豊かな場所で良い食材が手に入りやすい土地です。また出雲大社があることからわかるように、古くからの歴史や伝統も根付いていて出雲そばなど地域独特のごはんも存在します。
2つ目は絶景巡りです。前述のとおり島根県は自然豊かな場所ですので、あまり知られていない絶景スポットも多く存在します。ドライブにはもってこいの場所だと思います。
〇生活(一人暮らし編)
・気候…湿気が多く、風が強いです。私は内陸の出身なので日本海側のこういった気候になれておらず、面食らいました。天気予報などで把握しておけば買い出しや外出の予定など立てやすいです。
・買い物…スーパーが結構多くあり、入学したら最低一度はどこのスーパーをひいきにしているか論争を経験します。おいしい野菜が多く、自炊派のひとたちも三食バランスよく食べている印象があります。
・家事…料理や洗濯以外の細々とした掃除なども隙間時間を見つけてやる余裕はあります。これをいかにうまく回すかが生活の質を上げるカギです。
以上のように出雲市は住みやすく、快適な学生生活を送りやすいです。
〇その他
・部活…私の身の回りの友人はほぼ全員何かしらの部活かサークルに所属しています。その内訳はスポーツ系、音楽系、医療系など様々で、やりたいことに各々打ち込んでいます。大学から新しいことにチャレンジし始めた人も多く、かくいう私も今までやったことがないスポーツをするようになりました。
・車の免許…比較的余裕のある一年生の内に取ってしまおうというひとが多いようです。島根県は車社会なので免許を持っていると行動範囲が広がるのも大きいと思います
・バイト…自分で見つける人、先輩や同期の紹介で始める人、あるいはしていないひともいます。両立している方が多く見受けられます。
〇さいごに
勉強することももちろん大切ですが、自分から行動さえすれば多くの経験が得られる良い環境だと思います。これを読んだ方が少しでもリアルな医学科生の生活を感じ取っていただければ幸いです。